Joomla!3.0の憂鬱
Joomla!3.0のリリースについて、いろんな情報を確認するたびに、本来新機能を期待してワクワクするはずが、少し不安な気分になって来ています。
今現在、把握しているJoomla!3.0の主な変更点は、管理画面が大きくそのインターフェイスを変えることです。これはある種、過去のバージョンとの決別を意味します。これが極端に進んだ場合は、今までのようにワンクリックでバージョンアップとはいかなくなります。
開発チームは、今までのワンクリックアップデートを保持する考えのようですが、現在は全くの未定です。それより、過去のどのバージョンよりも変更点が多いと考えられるので、ユーザーが書きためたコンテンツを引き継ぐ以外に、アップデートする意味がなさそうな気がします。
技術的に見て、MysqlがInnoDB標準になることにより、データーベースをアップデートする必要があります。これにより最悪レンタルサーバーを移るか、新規にデーターベースを作り直す必要があるからです。
エクステンション関連も、部分的に流用できる物もあるかもしれませんが、管理画面の大幅な改修が進むと、3.0専用のエクステンションとして開発されると考えるのが妥当でしょう。
これらの事を考えると、このタイミングで大幅リニューアルした方が、なにかと都合がいいと考えるのが普通でしょう。
もう一つ、公開側のテンプレートもHTML5対応の物が付くことになります。実はいままでも標準でインストールされていましたが、これがもっと進んだ形で添付されると考えています。
では、HTML5はどれぐらい普及しているのでしょうか? サイトショーケースをみても非常に少ないと思って間違いないでしょう。これはJoomla!だけの対応では済まないからで、コンテンツを見ている側の問題、つまりブラウザー環境に大きく依存するからです。
併せて、2014年の正式勧告前まではドラフトでしかなく、この点を考えても多くのブラウザーを切り捨てる事が必要になって来ます。今現在主流のブラウザーでも、HTML5のすべての機能に対応しているブラウザーは少なく、正式対応までには時間がかかります。
Joomla!2.5ユーザーは3.0のニュースを横目で見ながら、バージョンアップのタイミングを見計らっていくでしょうが、Joomla!1.5と同じような結果になるのは明らかです。
新しいバージョンに最新機能を期待しつつ、なぜか詳細がわかるにつれて憂鬱に感じてしまうのはこのためです。




